「手間ひま」 ~それは愛情の証(あかし)~
今日で11月も終わりです。 今年もあと一か月となりました。
本日はこのあと、法人全体での総合防災訓練が実施されます。また午後からは、連携法人合同防災訓練(災害時連絡訓練)も行われます。 もしもに備えて、みんなで防災意識を高める機会としたいと思います。
11月最後の日ですが、ことばのチカラより、志賀内泰弘「見えないものに価値がある」・「手間ひま」~それは愛情の証~の紹介です。
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テレビの情報番組で、こんな実験をしていました。
街角の二十人に、目隠しをしてもらい、二種類のすまし汁を飲んでもらいます。
一つは、かつお節を削り器を使って手で削ったもの。
もう一つは、市販されているかつお節のパックです。
もちろん材料は同じ。さて、どちらがおいしいか。
軍配はいかに。
結果は、全員が手で削ったものの方がおいしいと答えていました。
一人くらいはと思いましたが、圧倒的な判定です。
そのあとが面には医学博士が登場。
何でも科学的根拠があるというのです。
手で削ったものの方が、パックのものよりも二倍のイノシン酸(うまみ成分)
が含まれているということでした。
昔、ラジオで聞いたこんな話を思い出しました。
ある学校の給食の調理室でのエピソードです。
今まで野菜を電動カッターで切っていたのを、手間ひまはかかるけれど
給食のおばさんたちが一つ一つ包丁できるようにしたら、
生徒たちの中でキレる人が激減したというのです。
その番組では、根拠までは説明していませんでしたが、
なんだか不思議に納得できてしまいした。
勝手に想像するなら、機械を使ってカットすると表面がきれいに切れすぎてしまう。
手で切ると、そうはいかないでしょう。
その断面の違いが何らかの科学的作用を起こすのかもしれません。
でも、そんな難しいことを考えるよりも、ふっと浮かんだのは
「手間ひま」という言葉でした。
レトルト食品を使わずに、手間ひまかけて作ってくれた
お母さんのお弁当は、何よりも代えがたいものがあります。
その手間ひまとは、愛情の証だからにほかなりません。
かつお節の話も、給食の話も、愛情の違いなのだと思います。
そう、目に見えないものに価値がある。
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●手間ひまかける
行うことに手間ひまかける 丁寧に 相手のことを想いながら それが愛情の証
そうすると、愛がつたわる
手を抜くと、大切なものは伝わらない そんなふうに想った。
なにごとも心を込めて、手間ひまかけて行いたい!