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2021.11.30

「手間ひま」 ~それは愛情の証(あかし)~

今日で11月も終わりです。 今年もあと一か月となりました。 

本日はこのあと、法人全体での総合防災訓練が実施されます。また午後からは、連携法人合同防災訓練(災害時連絡訓練)も行われます。 もしもに備えて、みんなで防災意識を高める機会としたいと思います。

11月最後の日ですが、ことばのチカラより、志賀内泰弘「見えないものに価値がある」・「手間ひま」~それは愛情の証~の紹介です。 

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テレビの情報番組で、こんな実験をしていました。

街角の二十人に、目隠しをしてもらい、二種類のすまし汁を飲んでもらいます。

一つは、かつお節を削り器を使って手で削ったもの。

もう一つは、市販されているかつお節のパックです。

もちろん材料は同じ。さて、どちらがおいしいか。

軍配はいかに。

 

結果は、全員が手で削ったものの方がおいしいと答えていました。

一人くらいはと思いましたが、圧倒的な判定です。

そのあとが面には医学博士が登場。

何でも科学的根拠があるというのです。

手で削ったものの方が、パックのものよりも二倍のイノシン酸(うまみ成分)

が含まれているということでした。

 

昔、ラジオで聞いたこんな話を思い出しました。

ある学校の給食の調理室でのエピソードです。

今まで野菜を電動カッターで切っていたのを、手間ひまはかかるけれど

給食のおばさんたちが一つ一つ包丁できるようにしたら、

生徒たちの中でキレる人が激減したというのです。

その番組では、根拠までは説明していませんでしたが、

なんだか不思議に納得できてしまいした。

 

勝手に想像するなら、機械を使ってカットすると表面がきれいに切れすぎてしまう。

手で切ると、そうはいかないでしょう。

その断面の違いが何らかの科学的作用を起こすのかもしれません。

 

でも、そんな難しいことを考えるよりも、ふっと浮かんだのは

「手間ひま」という言葉でした。

レトルト食品を使わずに、手間ひまかけて作ってくれた

お母さんのお弁当は、何よりも代えがたいものがあります。

その手間ひまとは、愛情の証だからにほかなりません。

かつお節の話も、給食の話も、愛情の違いなのだと思います。

 

そう、目に見えないものに価値がある。

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●手間ひまかける 

 行うことに手間ひまかける 丁寧に 相手のことを想いながら それが愛情の証

 そうすると、愛がつたわる  

 手を抜くと、大切なものは伝わらない そんなふうに想った。  

 なにごとも心を込めて、手間ひまかけて行いたい!

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