
法人間連携協定 高知県 社会福祉法人昭和会/徳島県 社会福祉法人柏涛会/愛媛県 社会福祉法人大洲育成園/社会福祉法人福角会
平成29年4月1日に三法人により、大規模広域災害が発災した場合、同一県内での共助には限りがあることを想定し、平素から意見交換をしていた、徳島県の社会福祉法人 柏涛会、高知県の社会福祉法人 昭和会 愛媛県の社会福祉法人 福角会が、四国地区内での広域的な試み(四国地区知的障害者福祉協会の防災活動へのフィードバックも見据えたモデルケース)として、法人間連携協定を結び、互いに顔の見える関係づくりを基本とした「法人間相互の連携に関する取り組み」をスタートさせました。
令和2年4月には、新たに愛媛県の社会福祉法人大洲育成園が参加し、「法人間連携協定」として、更なる社会福祉法人の連携・協働化を図る方法として、社会福祉法人が中核となり、適切な福祉サービスの提供や社会福祉法人の経営基盤を強化するための連携・協働化に向けた取り組みを行うため、災害時のみならず平時から人事交流や研修等の諸事業を行うとともに参加法人が持っている情報やネットワークなどの資源を最大限に活用し、それぞれの地域の中で良質かつ適切な福祉サービスの提供や社会福祉法人の経営基盤の強化を図っています。
※上記をクリックしますと各法人ホームページにジャンプします。
災害時における法人間相互の対応
大規模地震、風水害に加えて新型コロナウイルスウイルス感染症等の災害が発生した場合に、法人間の円滑な連携及び対応を迅速に図ります。
PDF災害時における法人間相互の対応に関する申し合わせ事項(737KB)
PDF災害時連絡体制表(516KB)
PDF法人間災害時連絡体制マニュアル(979KB)
PDF支援物資状況(1.12MB)
PDF支援要請書 (742KB)
人材交流
各法人に必要な福祉人材を中長期にわたって安定的に確保できる取り組みと支援者としてふさわしい福祉人材の育成をはかるとともに、継続して働ける職場環境を構築し、人材の定着を図ります。
研修
参加法人が蓄積しているそれぞれの知識・技術や手法・手続き等のノウハウを共有します。
人材育成事業 「つなぐ塾」
◎本塾の理念
各法人がそれぞれの地域において「地域共生社会」を実現するため、連携法人が連携・協働して次の世代における福祉専門職員の育成を行うことを本塾の理念とします。
◎本塾で求める人材
①それぞれの法人及び連携法人協定で次の世代を担う職員
②それぞれの法人で新たな事業経営と福祉実践の創造を通じて、キャリアアップをめざす職員
③連携法人のつながりと絆を一層深め、福祉の専門性の学びを追求し、互いに切磋琢磨できる職員
④リーダーシップを備え、それぞれの法人において将来の幹部候補をめざす職員
◎募集要項
①受講期間 毎年7月~翌年2月まで 申込みの締め切り 毎年5月末日まで
②塾生定員 8名 各法人2名
③入塾資格 本塾で求める人材を参照し、各法人理事長の推薦があること
④費 用 1法人20万円 毎年度6月末までに納入(講師代・意見交換会代等)
⑤主 催 連携法人 社会福祉法人昭和会・社会福祉法人柏涛会・社会福祉法人大洲育成園・社会福祉法人福角会
⑥事務局 愛媛県松山市福角町甲1829番地 社会福祉法人 福角会
⑦塾 長 社会福祉法人昭和会 理事長 山 﨑 隆
◎本塾における学び
①それぞれの法人の歴史
②倫理観・価値観・想像力・経営・専門職としての知識・技術・リーダーシップ
③新しい福祉の創造力・実践力・人としての魅力・連携法人として連帯感
◎塾長挨拶 つなぐ塾 塾長 山 﨑 隆
つなぐ塾を開塾するにあたり、今後4法人の連携をどのように図かり、その運営をどうつないでいくかは、まさに人と人との関係が大事であり、この関係づくりをどうしていくか。わたしが想う3つの「つなぐ」を大切に開塾したいと思います。
一つ目は、法人間をつなぐ人材を育てる。
二つ目は、4法人に関わらず、人と人とをつなぐ。
人と人の関係が希薄になっている現代社会において、このつなぐ塾では、どうつながっていくのかが大きな目的ではないかと思います。それは各施設でも職員と職員、職員と利用者、職員と家族の関係も同様であるのではないかと思います。
三つ目は先人から引き継いできたものをつなぐ。
これを言い換えれば理念と言いますか、これから変わらなければならないこと、変えてはならないものをしっかりと先人から引き継いできたものをつないでいく。
この3つの「つなぐ」ことを大切にしていきたい。
◎受講カリキュラムの内容
第1回 「入塾式」・「本人主体の支援」 当番法人 昭和会
期日 令和4年11月1日(火)・2日(水)
場所 1日目 ホテルSP -haruno- 高知市春野町芳原2485 (高知県立春野総合運動公園内)(研修会場・宿泊会場) ℡088-842-0011 1泊朝食付き8,835円
2日目 研修会場 社会福祉法人 昭和会 高知市神田1637-1 ℡088-802-5258
1日目 12:00~12:15 受 付
12:30~13:00 入塾式 塾長挨拶 塾生自己紹介〔所信表明/つなぐ塾への期待等〕
13:00~14:30 座学① 「昭和会の歴史/時代背景/理念」 社会福祉法人 昭和会 理事長 山﨑隆
座学①のポイント 今後 各々の法人を担ってゆくであろう次世代の職員たちが「法人が大切にしていること」を知ることにより、連携法人として必要な連帯感を深めます。
14:30~14:45 休 憩
14:45~16:30 座学② 「本人主体の観点と意思決定支援について 」 社会福祉法人 昭和会 専務理事 山本博之
座学②のポイント 昭和、平成、令和と時代は移り変わり、知的障害のある人の尊厳はより大切にされるようになってきました。一方、法律や制度に準ずる多くの専
門用語を当たり前のように使う今日ですが、その言葉の持つ本当の意味も含めて、本人主体の支援について様々な角度から論じ理解を深めます。
16:30~16:35 予定等確認
18:00~20:00 意見交換会 ※塾生には本日の座学等の感想について述べてもらいます。
20:00~ フリー
2日目 8:45~ 9:00 受付
9:00~11:30 前日の座学を受けてのグループワークと塾長とのセッション
11:30~11:45 休 憩
11:45~12:50 *記録者 / 発表者の決定
演習② グループワーク 「個別支援計画書における意思決定支援」
※演習② ファシリテーター:昭和会職員2名
演習②のポイント
各法人より 実際の個別支援計画書(1名分)を持参していただきます。
(前日の座学②をうけ)その方の支援のポイントを説明していただいたうえで、そのポイントにける「意思決定支援の在り方」に焦点を当て、グループで
ディスカッションします。
12:50~13:00 グループ発表・専務理事講評
13:00~13:45 昼食休憩 ※弁当
13:45~14:20 事業所見学
14:20~14:30 意見交換・終了解散
第2回 「幸せのお手伝い」「権利擁護・虐待防止」 当番法人 福角会
期日 令和5年2月7日(火)・8日(水)
場所 研修会場(両日) いつきの里 松山市福角町甲1829番地 ℡089-978-1166
意見交換会・宿泊会場 ホテルマイステイズ松山 松山市大手町1-10-10 ℡089-913-2580 1泊朝食付き9,000円
1日目 13:00~13:15 受 付
13:15~14:45 座学①「理事長講話」 法人の歴史等 社会福祉法人福角会 理事長 芳野道子
座学①のポイント
福角会の歴史について
これからも繋ぎつづけてほしいこと。~先人の教えから~
14:45~15:00 休憩
15:00~17:00 座学②「この仕事について」 ひとづくりの話 いつきの里 施設長 安高泰志
座学②のポイント
「権利擁護、虐待防止、身体拘束等の改善」「サービスの質の改善の取組」について
利用者さんを大切にする、人を大切にする、利用者さんへの関わりや働きかけをよくする、活動をよくする そのような取り組みが、「権利擁護、虐待防止、身体拘 束等の改善」「サービスの質の改善の取組」になるのだと思います。
取り組みをよくするには、取り組みを行う人の変化があってできるのだと思うのです。極端に言うと、やることはいいけどその人にはしてほしくない・・といった状態は最悪・・。どっちかというと、やることはもう一つだけど「この人にやってもらいたい」
利用者さんに「この人と一緒にいたい」というような人づくりが大切ではないかと思います。
この仕事は、そういう人づくりに取り組める最高の仕事ではないかと思っています。
「人として大切なことを大切にできる人」「人間性の向上」「人柄」「利用者のだれもが期待する人」などについて講義を行います。
18:00~20:00 意見交換会 ※塾生には本日の座学等の感想について述べてもらいます。
20:00~ フリー
2日目 8:45~ 9:00 受付
9:00~11:30 前日の座学を受けてのグループワークと塾長とのセッション
11:30~13:00 昼食休憩
13:00~14:00 施設見学
14:00~14:30 意見交換・終了解散
第3回 「地域共生社会とは何か」 当番法人 福角会
期日 令和5年6月13日(火)・14日(水)
場所 研修会場(両日) いつきの里 松山市福角町甲1829番地 ℡089-978-1166
意見交換会・宿泊会場 ホテルマイステイズ松山 松山市大手町1-10-10 ℡089-913-2580 1泊朝食付き9,000円
1日目 13:00~13:30 受 付
13:30~15:00 講義 「地域共生社会について」
講師 聖カタリナ大学 人間健康福祉学部 社会福祉学科
助教 雑賀 正彦(さいかまさひこ)氏
15:00~15:20 休憩
15:20~17:00 シンポジウム テーマ 「各法人における地域共生社会へり取り組み」
シンポジスト 各法人幹部職員
コーディネーター 塾長 山﨑 隆
18:00~20:00 意見交換会 ※塾生には本日の講義等の感想について述べてもらいます。
20:00~ フリー
2日目 8:45~ 9:00 受付
9:00~11:30 前日のシンポジウムを受けてのグループワークと塾長とのセッション
11:30 解散
第4回 「愛情溢れ、正義感の強い職員」 当番法人 柏涛会
期日 令和5年8月1日(火)・2日(水)
場所 1日目 集合場所 城満寺 徳島県海部郡海陽町吉田 ℡0884-73-2093
ホテル白い燈台 海部郡美波町日和佐浦455 (研修会場・宿泊会場) ℡0884-77-1170 1泊朝食付き9,460円
2日目 研修会場 社会福祉法人柏涛会 海部郡美波町北河内字本村344-1 ℡0884-77-0434
1日目 ~12:45 城満寺(四国最古の禅寺)現地集合
13:00~14:00 座学① 「人を慈しむ心とは」 城満寺住職 田村航也 氏
座学①のポイント
障がい福祉の仕事に必要な「他人を慈しむ心」を城満寺住職の田村航也禅師による講話を通じて養います。
14:00~14:15 休憩・移動 14:15~15:00 実習① 座禅体験
実習①のポイント
座禅体験を通じて、自分を見つめなおすとともに、心身の鍛錬を行います。
15:00~16:30 移動 ホテルチェックイン
16:30~18:00 座学②「社会福祉法人柏涛会の沿革等」
社会福祉法人柏涛会 副理事長 海善好史
座学②のポイント
今後、各法人を担っていく職員たちが、柏涛会の沿革や大切にしていることなどを知ることで、連帯感を高めます。
18:00~20:00 意見交換会 ※塾生には本日の講義等の感想について述べてもらいます。
20:00~ フリー
2日目 8:45~ 9:00 受付
9:00~11:30 前日の座学を受けてのグループワークと塾長とのセッション
11:30~12:30 昼食
12:30~14:00 座学③ 「障がい者福祉制度の変遷など」
徳島文理大学 保健福祉学部教授 江口久美子 氏
座学③のポイント
障がい者福祉制度の変遷などを学ぶとともに、先生の臨床経験等から私たちの現在の支援について振り返る機会を持ちます。
14:00 解散
第5回 「社会福祉法人の経営について」当番法人 大洲育成園
期日 令和5年10月3日(火)・4日(水)
場所 研修会場(両日) 大洲育成園 大洲市市木1215番地 ℡0893-25-5251
意見交換会・宿泊会場 オオズプラザホテル 大洲市東大洲1341 ℡0893-25-1100 1泊朝食付き7,480円
1日目 13:00~13:30 受 付
13:30~15:00 座学①「社会福祉法人大洲育成園の沿革等について」
社会福祉法人大洲育成園 総合施設長 池田隆三
座学①のポイント
社会福祉法人大洲育成園の沿革と市立大洲学園指定管理に至るまでの経緯と現在のお話しをします。
15:00~15:10 休憩
15:10~17:00 座学②「経営・財務管理」
社会福祉法人大洲育成園・大洲学園 次長 宮脇忠
座学②のポイント
1 はじめに ①数字について(年商など) ②法人経営への関与(個人と法人など)
2 財務諸表からわかること ①「資金」、「損益」、「財産」を見てみましょう。 ②定款、中長期計画等を見てみましょう。
3 「福祉経営論」について ①報酬からのアプローチ ②各職種からのアプローチ ③指導監査からのアプローチ
4 「預り金(利用者金銭管理)」の管理から成年後見人制度まで
5 総括
18:00~20:00 意見交換会 ※塾生には本日の座学等の感想について述べてもらいます。
20:00~ フリー
2日目 8:45~ 9:00 受付
9:00~11:30 前日の座学を受けてのグループワークと塾長とのセッション
11:30~13:00 昼食休憩 ※弁当
13:00~14:00 施設見学 (大洲育成園・市立大洲学園)
14:00~14:30 意見交換・終了
第6回 「卒塾式」 当番法人 昭和会
期日 令和6年2月27日(火)・28日(水)
場所 ホテルSP -haruno- 高知市春野町芳原2485 (高知県立春野総合運動公園内) (研修会場・宿泊会場) ℡088-842-0011 1泊朝食付き8,835円
1日目 13:00~13:15 受 付
13:15~14:45 講義 「つなぐ」 講師 塾長 山﨑 隆
14:45~15:00 休憩
15:00~17:00 卒塾論文発表(1人当たり15分)
18:00~20:00 意見交換会 ※塾生には本日の講義等の感想について述べてもらいます。
20:00~ フリー
2日目 9:15~ 9:30 受付
9:30~10:30 卒塾式
10:30 解散
◎その他
① 集合研修を基本とするので、感染症対策として、参加する1週間前からは日々の感染症対策に注意して頂く。
また、参加する2日前と当日(参加直前)及び参加2日目の両日には、薬事法に基づく抗原定性検査キットでの検査を実施する。加えて参加する1週間以内において同居家族等に感染者または濃厚接触者がいれば参加しないこととする。
② 各研修会終了後には、原稿用紙2枚程度の感想文の提出を行う。また、卒塾論文として原稿用紙10枚程度を提出する。
その他
PDF つなぐ塾金銭出納規程(概要は以下よりご覧ください)
https://hukuzumikai.com/wp-content/uploads/2021/06/つなぐ塾金銭出納規程.pdf